9月22日のf8カンファレンスで、Facebookは大きな発表を行った。とても重要な発表だが、開発への理解も必要とされる内容ではある。そこで、これさえおさえておけば大丈夫、という3点をまとめてみた。

1. タイムライン

タイムラインは現在、一部のユーザーに提供されており、今後数ヶ月以内に全員に行き渡るとのことだが、さっそくタイムラインの招待を受けて表示させてみる。下図のようになる。

これがFacebook?というくらいキレイな表示だ。
ではこのタイムライン、いったい何なのか。

実は、何か特別にタイムラインと言う機能が増えた訳ではない。
タイムライン=プロフィールページだ。
つまり、簡単に言ってしまえばプロフィールが新レイアウトになる、というだけだ。

細かい部分で言えば、タイムラインは「インフォグラフィック」というデザインの影響を強く受けている。だから数字や写真に関しては特別重要な扱いをしていたり、少ないスペースでグラフィカルに、分かりやすく見せる仕組みが多数存在する。これは以下で紹介する「オープングラフ」とも大きく関わってくるので後述する。

とりあえずのところは新デザインのプロフィール=タイムライン、で間違いないだろう。

2. オープングラフ

さて2つ目はオープングラフ。
実はこれが一番重要な発表である。

「いいね!ボタン」というものがウェブ上の至る所で見られるようになり、そのバイラル効果は絶大なものであるのは周知のことだが、それをさらに一歩進めるのが「オープングラフ」だ。

例えばこれまでは
「Aさんが〇〇をいいね!と言っています。」
という内容が伝播するだけであったが、これからは

「Aさんが[本のタイトル]を[読んで]います。」
と言うことが可能になる。

動詞の部分を自由に変えることができる訳だ。単純なことだが、効果は絶大なものになるだろう。
なぜなら今までの「いいね!」だけではなく、自分が体験したすべてのことを共有できるようになるからだ。まさに人生をリアルタイムで共有することになる。

3. タイムラインとオープングラフ

オープングラフはこれだけでもすばらしい機能だが、それを強力にするために、「Add to Timeline」という機能も発表された。
これはどういった機能なのか。

簡単に説明すれば、タイムラインに、人生の出来事として「何か」を追加できる機能だ。

たったこれだけの簡単な機能ではあるが、今までのプロフィールでは「いいね!」しているものの一覧というのは細かい文字の羅列で、とても後で確認できるものではなかった。それは他人が見た場合、なおさらである。実はいいね!ボタンの良いところは、リアルタイムなバイラル効果、という部分だけで、長期に渡る効果は薄かったのである。これがタイムラインに保存されることで、半永久的に、他人が見ても分かりやすい形で保存されることになる。

つまり、もっと踏み込めば、例えばFacebookページにとって、「ファンになってもらう」というアクションは今まで通り欲しい「短期的効果を生むアクション」ではあるが、さらに「Add to Timeline」というのも「長期的効果を生むアクション」として意識するべきものとなった、ということだ。

以上、この3点を押さえておけばとりあえずはFacebookの今後について考えられる、といった所ではないだろうか。ただ、オープングラフを扱うにはアプリを介す必要がある。今後ますますアプリ開発が重要になり、バイラル設計が求められることは間違いなさそうだ。

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