
f8でマークザッカーバーグが発表した、「New Class of Apps」について解説する。
アプリはもう一段階進化するという訳だが、具体的にどうなるのか。
マークが以下の3点を挙げている。
Frictionless experience.
Realtime serendipity.
Finding patterns.
この3点については、今のところ「システマチックに、思わぬ発見が、リアルタイムにできる。」こんな風に簡単に理解しておけば良いと思われる。
具体的にはどんな体験?
例えばFacebook上で、画面右上のリアルタイムティッカーに、友達のアクティビティが出てくる。そこで「〇〇さん(友達)が[曲名]を聴いています。」と出たとする。これはあなたにとって思わぬ発見であり、リアルタイムなものだ。そこをクリックすると、〇〇さん(友達)が聴いている曲が、リアルタイムで同じように聴けるということになる。
f8でもSpofityのCEOが登壇して少しだけこんな内容を話していった。NetflixのCEOも同じように話していったが、どちらも国境の法律的な壁はあるようで、残念ながらまだ日本では展開されないだろう。
日本では展開されないなら、New Class of Appsは日本には関係ない?かというとそうではない。こういったFacebookアプリを作ることが可能である、という意味だから。
New Class of Apps、アプリ開発の現状
既にデベロッパー(もしかしたら一部?)にはこういったアプリの開発環境は提供されている。
しかし、まだテストしかできないようだ。タイムラインが全員に行き渡るまではこんな状況が続くとアナウンスがあるから、数ヶ月、企業はじっくり考える期間があるということでもある。
以下に詳細をアップする。

試しにオープングラフを利用した「レシピボックス」アプリを開発してみた。新しい形式のアプリでは、上図のようなダイアログになっている。
まずはこのダイアログでアプリを承認し、そのアプリ内からいろんなコンテンツをタイムラインへ追加していく、というイメージだ。
「本を読んだ」「サッカーをした」「山に登った」「仕事をしている」何でもあり。
タイムラインと言うライフログにどんどん追加していくというスタイルになるだろう。
ユーザー側からすれば自分の人生の記録に追加するくらいだから、「いいね!」よりはカジュアルでないことかもしれない。また逆に、音楽などのコンテンツであればいいね!より気軽に追加できるのかもしれない。仮説はたてられても、これは稼働してみないと分からないだろう。
このように「動詞」をいくらでも作れる、ということだから、当然「悪い」言葉への対策も必要なのかもしれない。タイムラインが全員に行き渡るまでがテスト期間だとすれば、そのテスト期間中は「動詞」を自由に作るには、1つ壁があるようだ。

上図は開発の際の一部キャプチャである。
Action typeというのが「動詞」で、今「確認中」となっている。
実はこれ、テスト期間中はFacebookに「承認」を得なければいけないのだ。
つまり、申請した動詞がOKかどうか確認されるということ。
上図の場合、(Cookieに紐付く)Cookという動詞がOKかどうか、という内容である。
申請の際は、「どんな場面で活用するか」聞かれることになる。
(。。恐ろしいiPhoneアプリリジェクトが頭をよぎる。)
当然リジェクトとされることもある、とFacebookからお達しがある。ただ、とりあえずテスト期間中だけのようだから、安心して良いことのようだ。
f8からまだ24時間以内。とりあえずのところはこんな現状で、前述の通り。企業には猶予があるということだ。マークも言うように、このタイムラインアプリは「メディア」「ライフスタイル」というカテゴリと親和性が高い。あれ、こういうことが前にも無かっただろうか?
いやある、iPadだ。
昨年のiPadブームに乗り遅れた企業は、今回は必ず乗るべきだろう。Facebookが準備しているとされる「プロジェクトスパルタン」はiPad向けのFacebookアプリだから、将来的にそこでも巻き返しのチャンスがやってくるかもしれない。







